サマースクール「神経疾患に対する創薬トランスレーショナルリサーチを学ぶ」のご案内

日本神経学会主催にて、サマースクール「神経疾患に対する創薬トランスレーショナルリサーチを学ぶ」を開催いたします。

1日目(午後)は、神経疾患に対する創薬トランスレーショナルリサーチを推進するために必要な知識につき産官学の各々の立場からの講義を行い、2日目(午前)はアカデミア発の研究シーズを企業ニーズとマッチングさせてトランスレーショナルリサーチを実際に推進することを想定したグループワーク(創薬塾)を、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)・日本製薬工業協会・医療系産学連携ネットワーク協議会(medU-net)に協力いただく形で開催する予定です。

受講を希望される方は,下記のホームページからお申し込みください。

日本神経学会将来構想委員会(横田 隆徳・勝野 雅央・望月 秀樹)


【開催趣旨】

近年、神経疾患はその病態解明が進む一方で、多くの疾患が依然として難治性である。そのブレイクスルーには、基礎研究の成果を患者に届ける最大の出口である創薬について、産官学の社会全体としてコンセンサスの得られた意識改革と、その実現のための社会構造の構築が必要と考えられる。基礎研究はアカデミア、臨床開発は製薬会社、両者のギャップ(Death valley)をバイオベンチャーが埋めるという現状では限界が見えており、アカデミアでも各大学で知的財産のトランスレーションを行うURAの組織が設立され、多くのトップ企業はオープンイノベーションの方向に展開している。日本政府もサイエンス(文部科学省)、医療(厚生労働省)、経済(経済産業省)を統合した日本医療研究開発機構(AMED)を設立した。そのような官民の努力により、日本のアカデミア発の創薬は国内企業との間で産学連携に進捗がみられるが、日本のアカデミア発のシーズは創薬に結び付く成功確率は欧米に比較してかなり低い。その原因の1つとして、日本のアカデミア、政府、製薬企業の担当者にPublic-Private Partnership (PPP) やオープンイノベーションの概念の理解と、それを実現するための知財、COIなどの基礎知識が不足していることが指摘される。
そこで、日本神経学会将来構想委員会では2回の有識者会議で検討し、神経疾患に対する創薬トランスレーショナルリサーチを学ぶためのサマースクールを実施することとした。サマースクールの1日目には、神経疾患に対する創薬トランスレーショナルリサーチを推進するために必要な知識について専門家から講義を頂き、神経内科のアカデミアから実際の有望シーズの紹介発表を行う。
産官学参加者全員で夕食をともにして懇親を深め、製薬企業との個別のマッチングも行う。
2日目には、アカデミア発の研究シーズを企業ニーズとマッチングさせてトランスレーショナルリサーチを実際に推進するグループワーク(創薬塾)を行う。


【開催概要】

主催:   日本神経学会
日時: 2018年8月25日(土)13時 ~ 8月26日(日)12時
場所: 東京医科歯科大学 3号館2階 医学科講義室1
募集人員: 先着70名程度(日本神経学会会員30名、産業界や行政組織などから非会員40名)
2日間とも参加可能な者(各大学(関連施設を含む)から概ね2名以内)
参加費:

日本神経学会会員、製薬企業、行政組織は以下の通り

所属 カテゴリ 募集人数 参加費
日本神経学会員 参加型 15名 3,000円
聴講型 15名 3,000円
製薬企業 参加型 5名 7,000円
聴講型 10名 7,000円
一部聴講型 20名程度まで 5,000円
行政組織 聴講型 5名 3,000円
※ 参加費は当日お支払いください。


【プログラム案】

8月25日(土):講義+個別検討会
13:00 Opening remarks(横田先生)
13:10 神経疾患の創薬サクセス・ストーリー(日本神経学会員)
13:35 神経疾患の創薬サクセス・ストーリー(製薬企業)
14:00 総論(創薬の流れ、オープンイノベーション)
14:30 アカデミア研究への期待
14:45 アカデミア研究への期待
15:00 休 憩
15:10 医師主導治験
15:30 レギュラトリーサイエンス
15:50 知的財産
16:10 利益相反
16:30 バイオベンチャー
16:50 休 憩
17:00 シーズ紹介
18:00 個別検討会(東京医科歯科大学ファカルティラウンジにて)
21:00 初日終了
8月26日(日):グループワーク
09:00 AMEDぷらっとの紹介(AMEDの担当者)
09:30 グループワーク(各グループに3人のアカデミアと1人の企業からの参加者を割り当てる)
11:00 各グループからの発表(5分×5グループ)
11:25 解 説
11:40 総合ディスカッション
11:50 Closing remarks(望月先生)
12:00 解 散

準備委員より: 東京医科歯科大学 脳神経病態学(神経内科) 横田隆徳

創薬の分野において、産官学連携でのグローバルなトランスレーショナルリサーチが益々重要になっている今日、日本神経学会の会員が神経疾患に対する創薬の研究開発を推進するための学習機会を設定いたしました。特筆すべき点は、2日目に行うグループワーク(創薬塾)の企画です。具体的には、AMEDで最近開設された「AMEDぷらっと」という事業を基に、アカデミア発の研究シーズを企業ニーズとマッチングさせてトランスレーショナルリサーチを実際に推進するシミュレーションを行うという企画であり、各グループでのディスカッション・発表の後に、AMED担当者より模範解答の提示および解説をしていただいて議論するという、参加型の企画です。若い会員はもちろんですが、ある程度の実績や経験がある会員にも有意義と思いますので、PIクラス(教授や准教授を含む)の参加も期待いたします。神経疾患以外の疾患領域ではまだほとんど提供されていない学習機会でございますので、ぜひこの機会にご経験いただき、日々の診療や研究にお役立ていただきたく存じます。


2018年5月吉日

【ご参加の登録方法】

WEB申込み: 参加ご希望の方は、下記の申込みフォームよりご登録ください。
なお、参加登録完了後に受付完了をお知らせするメールが自動送信されますので、必ず受信可能なメールアドレスを登録して下さい。

参加申し込みにてご提供いただきました個人情報は、本セミナーの運営以外の目的で使用することはありません。

お問合せ

(サマースクール開催主催事務局)

国立大学法人 東京医科歯科大学(TMDU)
大学院医歯学総合研究科 脳神経病態学分野
担当 黒崎
〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45
メール:kibanuro@tmd.ac.jp
電話番号:03-3813-6111(内線/7251)